リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『甘々』・3
「どこが? 可愛がっているじゃないか」
「生まれて十五年間、ずっと続けられている行動だと、『お前は成長していない』って言われているように感じるんだけど?」
「そんなことないさ。十五年間、俺はずっとお前のことを『可愛い』と思っている」
「それはっ…!」
「うん?」
あくまでも穏やかに笑う従兄に、何も言えなくなってしまうわたし…。
「子供扱い、しないでよ…」
いつまで経っても、従兄はわたしを年下の女の子扱いしかしない。
あの名門校を選んだのだって、制服が『可愛い』からだけじゃない。
偏差値がとても高い。
だからそこを選べば、現役塾講師である従兄が勉強を教えに来てくれると、思っていたから…なのに。
「生まれて十五年間、ずっと続けられている行動だと、『お前は成長していない』って言われているように感じるんだけど?」
「そんなことないさ。十五年間、俺はずっとお前のことを『可愛い』と思っている」
「それはっ…!」
「うん?」
あくまでも穏やかに笑う従兄に、何も言えなくなってしまうわたし…。
「子供扱い、しないでよ…」
いつまで経っても、従兄はわたしを年下の女の子扱いしかしない。
あの名門校を選んだのだって、制服が『可愛い』からだけじゃない。
偏差値がとても高い。
だからそこを選べば、現役塾講師である従兄が勉強を教えに来てくれると、思っていたから…なのに。