星屑マリー
松永は昼休みになってやっと、俺達の前に姿を現した。
「おい、サボんなや」
俺は謝る事が出来ない。
そもそも俺そんな酷い事言ったか？
「瑞穂！どうしたん？」
天川が松永へ寄り添いながら俺を見る。
はぁ…
いくら好きな奴じゃなくても学年一モテ女に嫌われたら立場ないよなぁ…
「凪、弁当食べる時にでも話せたら話すよ…」
目が腫れており、明らかにテンションが低い。
「おけっ！じゃあ行こっ！！」
天川が松永の背中を摩りながら二人が教室から出て行った。
そのあと、俺は質問責めになったのは言うまでもない。
