星屑マリー
「おい松永」
「…」
無視か…?
「返事しろや」
「…」
俺と反対側にある窓を見ている。
晴れのうち曇りってとこか。
「じゃあそのままでいいから聞けよな」
「…」
「悪かった」
目を腫らした松永と久しぶりに目が合った。
「びっくり。本当に反省してんの?」
「ああ」
「ふぅん」
黒板の方を見だした。
単純だな。
「傷ついたんよな?」
「ばかじゃないの?見ればわかるでしょ」
「俺、決めたんだ」
「は?なにをよ」