星屑マリー
読モ彼氏
俺達が正門に行ったときは既に、天川と松永が居た。
「良かったじゃん、松永」
「…は?」
あいつは完璧勘違いしてる。
俺は松永のこと好きな訳がない。
最悪だ。
「遅くなってごめん!天川」
「ちょっと、あたしも居るんだけど」
「いいじゃん松永。白馬連れてきたんだし」
「ばかじゃねえの」
「ばっかじゃないの」
「あらら?二人とも息がとてもピッタリだ」
もう、最悪だ。
「まじ黙れ。早く交換しろ」
智喜はムカつく顔をして、天川と交換を始めた。
「あれあれ?あれあ、れ?」
鞄を激しく漁る智喜
「今度は何だよ」