星屑マリー
「手出したらぶっ殺す」
「え…」
「じゃあ瑞穂ちゃんと、友達の皆さんバイバーイ」
な、なんなんだよ…
「お、おい!白馬!今の奴誰だよ!!」
「おお智喜…。天川の彼氏だってさ」
「くそカッコイイじゃん!!」
「当たり前よ。公平君は読モやってるんだし」
「「読モ!?」」
しかも、公平と呼ばれている青年は髪の毛が焦げ茶で、優しそうな声で、優しそうな笑顔で。
同じクラスの女子が、きゃあきゃあ言ってらあ。
「俺、勝ち目ないな…。制服も私立校の1番頭いい所じゃん。いかにも心広そうだったし…。」
でも、俺はそう思わなかった。
確かにかっこよすぎたけど、目が笑ってなかった気がした。
天川と松永の様子もおかしかったし。最後の、手出したら殺害してやんぞ!宣言が何よりの証拠だよな。
「はあ…天川帰ってしまったし、今日は寂しく帰んべ。じゃあな白馬」
「あたしもこっちだから」
「おう、じゃあな智喜松永」