星屑マリー
─────ペタ。
…ペタ?
「よーし、おっけぃ!」
「あ、絆創膏か…」
「え、なんだと思った?」
頭にハテナマークを出している天川
「な、なんでもない!さんきゅな!」
俺は自分が恥ずかしくなり、雅の所へと全力疾走した。
「わーたーなーべっ!」
「な、なんだ天川ぁ!?」
「ありがとう!!」
不安そうにしていた顔だったのに、もうこんな可愛い笑顔が出せるのか。
「ごめん!よく聞こえない!」
「あーりーがーとっ!!」
「おう!気をつけて帰れよ!」
見えなくなるまで天川の背中を見ていた。