僕は鳥になる【短編】
医者が突然数人入ってきた。
「ご家族の方々…外で少しお待ちください!」
「晃!!」
もう俺は耐えきれなくなった。
涙もあふれだしてきた。
「なぜ晃があんな目にあわなきゃいけねぇんだよ!これ以上晃につらい……苦しい思いさせんじゃねぇよ!!」
「晃人……」
俺が言った事がよく分かったのか……父さんと母さんも泣き出した。
数分後……再びドアがあいた。
「草野さん…」
「先生!!晃は!!」
「全力で…手を尽くしましたが…もう…保たないでしょう。」
その医者の言ったことに俺らは絶望した。