桜舞う校庭【長編】


俺がどーでもいいと、思っている間にもどんどん話しは進んでいて、危うくついていけなくなるところだった。


和美の方をみると、
なきやんだようだがまだ目に涙が溜っている。


和也は、
もう前半らへんから話しについていけないらしく頭の上に?マークがうかんでいる。


辺りをキョロキョロ見ていると…



『高坂ー!話聞いてたかぁ?もっかい言ってみろ!』

ガタタッ…


いきなりのご指名で俺は椅子から素早く立ち上がった。


入学式の時と今の状況かぶる。




< 23 / 32 >

この作品をシェア

pagetop