風のおとしもの。








「………着いたよほら、入ろぉ」



美紀さんはいつもより声が暗くて、ちょっとおかしくみえた。
……試験のこと、まだ引きずってるのかな。
疑問に感じながら、美紀さんを先頭にカラオケに入った。




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