Dear.大好きなお兄ちゃん

一瞬にして笑顔なんか消えた


周りの音が消えた



今…なんて??



「朝…事故に会って…
死んじゃったって…」


『そんなわけないじゃん!!
まさや君強いんだよ??
ゆかりちゃんだって知ってる
でしょ??』


「夏織の言うとおり違うと
思うけど…大丈夫??」


ゆかりちゃんはかすかに
笑って


「大丈夫…い、いまから
まさやの家行って確かめてみる」


『それがいいよ。
きっと家で笑ってるって』


「ありがとう夏織ちゃん。」


そう言って
ゆかりちゃんは行ってしまった。



まさや君…

死んでなんかいないよね??

なにかの間違いだよね??



心の中で
何度も何度も問いかけた



お姉ちゃんと家に帰る
途中
重たい空気が流れていた
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