キミが居るだけで

莉奈。
周りは彼カノばっかなのに。 
俺の気持ち気付いてよ。 俺の気持ち届いてよ。

はぁ・・・
莉奈は、モテる。 
だから、心配。 
俺より先に莉奈の彼氏になるやつが居たらとかおもってしまうから。 
と思いながら、自分の席に着いた。
俺の前が輝。
その輝が後ろを振り返って小さめの声で言った。 
「なぁ、莉奈やべぇぞ。」
ふと、莉奈の方を向くと莉奈の周りには男子男子男子。 
莉奈を中心に男子が莉奈の机の周りにいる。 
簡単に言うと、逆ハーレムだ。 
あの男子達はきっと莉奈を狙ってるのだろう。 
『やっぱ、莉奈は無理かもな』
俺は弱気な発言をした。だって、あんなに男子に囲まれて、俺に見せたことのない笑顔でいるし。
< 6 / 8 >

この作品をシェア

pagetop