闇の中の華
「光世さん」


洗面所から声が聞こえ、扉を開ける。


美帆の姿に釘付けになった


淡い色のパジャマ姿で髪をタオルで巻き、頬を少し赤らめ


「光世さん?」


「あ…ああ」


「ドライヤーってある?」


俺は焦った気持ちを抑えながら小さな扉からドライヤーを出して渡した
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