闇の中の華
雲がゆっくりと動いている


木々が揺れる音だけが聞こえ、段々と瞼が重くなってきた


‘ピピピッ’


突然の音に体がピクッと飛び上がった


「美帆様すいません」


そう言いながら園田さんは携帯を耳に当てていた
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