闇の中の華
「ごめ…」


光世はまだ溢れる涙を指で掬い、反対側の手の指で唇を撫でる


「責めているんじゃない。お前が愛しくて気が狂いそうなんだ…だから俺の前から消えないで」


「うん」


目を細めて光世は美帆の顎を持ちながら顔を近づけた
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