闇の中の華
「美帆、何かあったのか?」


「…」


「正直に言いなさい」


少し低い声を出してしまったから、美帆の体がピクッと震えた


「美帆、怒らないから。隠さないで」


そう言いながら頭を撫でると、ゆっくり顔を上げた
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