闇の中の華
扉を勢い良く開ける

窓際で美帆が里香にしがみつき震えている。その目の前には雅人が膝をついて固まっていた


「雅人!てめぇ何しやがった」


俺は美帆の前では出したことのない低い声で怒鳴ってしまった


「光世!待ってくれ。何もしていない」
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