ヒワズウタ ~チヒロ~


「今日は、大丈夫なんです!
 
 きっと、ユヅキさんのおかげなんです!!」


言葉にしてみて、改めて分かった。


本当に、その通りだ。

ユヅキさんのおかげだ。



「だから、もっと一緒に居たいんです。」





やってしまった・・・。





心の声が、おもいっきり口から出てしまってた。


一瞬の沈黙の後、

ユヅキさんは右手にしている腕時計を見て、その手で、そのまま私の頭を撫でた。



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