ヒワズウタ ~チヒロ~


まるで、初めて触れた皮膚は、

柔らかく湿っていた。


それは、確かに生きているという証。


あたたかな記憶。


少しだけ痛む温もり。





振り返れば、思い出のユヅキさんは、いつも笑っていて、


それでも、私は、前へと進む。


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