誕生日には花束を抱えて【完】
翌日、私が入院したのは、消化器病棟ではなく、お父さんの担当する脳外科病棟の個室。


空いていたのはそこだけだったらしい。


つまり、それだけ緊急事態だということ。




そして、いろいろな検査をされた。


お母さんはずっと私に付き添って明るく振舞っていたけれど、お母さんが無理をしていることがわかった。

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