誕生日には花束を抱えて【完】
昨夜、小泉のアパートに泊まった時、愛との旅行の約束を、嬉しくてつい話してしまったのだ。


「え、深見くん、カノジョいるの?」


ケイちゃんたちに注目されて、


「いやあ、まだ、カノジョってわけじゃないんだけど」


一応否定したが。




明日、帰ったら、愛に告白しよう。


そうしたら。


愛は、オレの「カノジョ」……?




オレの頬は自然に緩んでしまうのだった。

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