誕生日には花束を抱えて【完】
<奈緒>
愛が入院していると聞いて、お見舞いに行った。
「胃が痛いんだって? どうせまた、深見とのこと、くよくよ悩んでたんでしょ」
元気のない愛を励まそうと、私は冗談ぽく笑った。
「正平には、もう、……会わない」
「えっ?! なんでっ?!」
愛が入院したと聞いた時より、何倍も驚いてしまった。
だって、2人はあんなに想い合っていたのに……。
「なにがあったの?」
私が聞くと、愛は入院してからの出来事を話し始めた。
愛が入院していると聞いて、お見舞いに行った。
「胃が痛いんだって? どうせまた、深見とのこと、くよくよ悩んでたんでしょ」
元気のない愛を励まそうと、私は冗談ぽく笑った。
「正平には、もう、……会わない」
「えっ?! なんでっ?!」
愛が入院したと聞いた時より、何倍も驚いてしまった。
だって、2人はあんなに想い合っていたのに……。
「なにがあったの?」
私が聞くと、愛は入院してからの出来事を話し始めた。