誕生日には花束を抱えて【完】

久しぶりの再会

<正平>


愛にフラれて、大学の近くで一人暮らしを始めることにした。


とは言ってもすぐに新居が見つかるはずもなく、それまでは小泉のところに泊めてもらうことにした。


今は、まだ、夏休み。


大学に通う必要はなかったが、愛の隣りの家には、もう、1日もいたくなかった。

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