誕生日には花束を抱えて【完】
<正平>
キスの後、オレは愛を抱きしめた。
「もう、離さない」
その想いを伝えようと、強く。強く――。
「……正平」
ふと、愛がつぶやいた。
「私、正平のものに……なりたい」
オレの――もの?
それって――。
「私を、正平のものにして……」
それは、つまり――。
理性が消えてゆくのを感じながら、オレは愛にキスをした。
何度も、何度も――。
――そして、オレたちはやっと。
ほんとうの恋人になった。
キスの後、オレは愛を抱きしめた。
「もう、離さない」
その想いを伝えようと、強く。強く――。
「……正平」
ふと、愛がつぶやいた。
「私、正平のものに……なりたい」
オレの――もの?
それって――。
「私を、正平のものにして……」
それは、つまり――。
理性が消えてゆくのを感じながら、オレは愛にキスをした。
何度も、何度も――。
――そして、オレたちはやっと。
ほんとうの恋人になった。