誕生日には花束を抱えて【完】
「そんなに嫌なら、代わってやるよ」
「え?」
「オレ、実は神崎のこといいなあと思ってたんだ。けど、正平のカノジョだから諦めてたんだよ」
「…………」
予想外の展開に、オレは言葉を失った。
「恋人のフリしてるうちに、本気になるかもしんないし」
「い、いや、でも。あいつ、すげぇ性格悪いんだぜ」
「あんなに可愛いんだもん。それぐらい我慢するよ」
「いや、でも――」
よく考た方がいい――オレが忠告しようとすると、小泉は突然吹き出した。
「うそだよ~ん。オレは、神崎のこと、なんとも思ってないから」
「は、な、なに――?」
「なんだかんだ言って、正平、実は神崎のこと好きなんじゃねえの?」
「はあ?! なに言ってんの?」
あんな性格ブス女のこと、オレが好きになるはずないだろ!
「マジ、ありえねぇしッ」
小泉の妄想を思いっきり否定してやった。
「え?」
「オレ、実は神崎のこといいなあと思ってたんだ。けど、正平のカノジョだから諦めてたんだよ」
「…………」
予想外の展開に、オレは言葉を失った。
「恋人のフリしてるうちに、本気になるかもしんないし」
「い、いや、でも。あいつ、すげぇ性格悪いんだぜ」
「あんなに可愛いんだもん。それぐらい我慢するよ」
「いや、でも――」
よく考た方がいい――オレが忠告しようとすると、小泉は突然吹き出した。
「うそだよ~ん。オレは、神崎のこと、なんとも思ってないから」
「は、な、なに――?」
「なんだかんだ言って、正平、実は神崎のこと好きなんじゃねえの?」
「はあ?! なに言ってんの?」
あんな性格ブス女のこと、オレが好きになるはずないだろ!
「マジ、ありえねぇしッ」
小泉の妄想を思いっきり否定してやった。