誕生日には花束を抱えて【完】
<愛>


正平は、そのまま小谷さんを送りに行ってしまった。


私のことなんか、忘れて……。







……正平も、小谷さんが好きなの?






大好きなもみじ堂のケーキも食べる気になれず、私はただ、正平が戻ってくるのを待っていた。

< 48 / 200 >

この作品をシェア

pagetop