誕生日には花束を抱えて【完】
次の日、1人で学校へ行くと、愛とオレが「別れた」ことがすでに広まっていた。


というか、オレが愛にフラレたことになっていて。


「私の気持ちが冷めて、一方的に別れたから、正平にカノジョができるまで誰ともつき合わない」と愛が宣言したらしく、


「なあ、誰か良いと思ってる女子、いないのかよ~」

「小谷と最近、仲いいよなあ」

「つき合っちゃえば~」


愛を狙っているヤツらが、オレの周りに群がってきて大変だった。

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