ぴんく





「夏妃ぃぃーッ」



夏妃が優しく頭を撫でてくれてやっと震えと涙がおさまった。





「やっぱり女子高に行けばよかったね…」


「でも…グスッ…うちらの成績じゃ…」





夏妃は、私のために女子高に行こうと言ってくれた。



だけどここらへんにある女子高は、どこも偏差値がとても高く普通の成績の私たちでは入ることができなかった。




「そーなんでよね〜…とりあえず学校行ける?」






「…うん、行く…」



共学なんだからこんなことは、きっとしょっちゅうあるはず。


そのたびに学校に行かなかったら大変なことになっちゃうもん。




それに少しでも男を克服できるようにならないと…




当分、かかりそうだけど…



























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