愛があれば関係ない
「ねぇねぇ美帆。陸先生やっぱかっこよくない???」
今は陸先生の理科の授業中。

「かっこいいね。けどあたしは好きじゃないな」
そう。
あたしはこの頃まだ陸先生に興味すらなかった。

「ええー!?女だったら誰でも恋しちゃうのに!!・・・美帆ってある意味最強かも。」

「ちょっとどーゆーことよ!?」
あたしは少し大きめの声を出してしまった。

「大澤さん。何がどういうことなんですか?」
陸先生が笑ってあたしに聞く。
笑ってるのに・・・
目が笑ってない。
すっごい怖い笑顔~・・・

「えと・・・、あの・・・、すいません・・・。」

「次から気をつけてくださいね?特にあなたは理科の成績があまりよくないようなので・・・」

「あ・・・あはは~・・・」

ちょっちょっと先生ー!!
何もみんなの前で言うことないじゃん!!
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