愛があれば関係ない
「美帆遅かったね~。てか陸先生と2人きりとか羨ましいし!!」
そう言ってくるのはさっきあたしが居残りさせられた原因である親友の凛(リン)。

「誰のせいだと思ってんの!?しかも羨ましくなんかないっつの。最悪だったし」
ファーストキスあんな奴に奪われたんだよ!?
・・・ムカつくけど溶けそうだった。

「ええ~?あたしだったらキスとか迫るけどなぁ?」

ぶはっ

「ななななななな何を言い出すの!?キキキス!なんて!!」
何焦ってんのあたし~!!

「は?どーしたの美帆?・・・まさか、キス・・・したの?」

ドッキーン!!!

「キキキキスなんて!するわけないでしょ!?」

「あんた嘘下手。したんでしょ?別にあたし陸先生に本気なわけじゃないから言っていいよ?あんたの親友はあたしなんだから。嘘はつくな。」

「うっ・・・。実はね・・・?」

あたしは凛に全部話した。
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