20の記憶
子供ながらの感が当たったのは確か1ヵ月後ぐらいのこと。
きっかけは私が熱をだしてシフトの代わりを愛ちゃんや先輩に頼んでいたところだった。
みごとに変わりが見つからず焦っていたとき先輩が
『ゆうや君に頼んでみたら?』
と言われ知らなかったアドレスを教えてもらったんだ。
アドレスを見つめてしばらくかたまる私。
名前に数字。男の人らしいシンプルなアドレスだな…なんて感心しながら時計の針だけがすすむ…
その時だった
手に握りしめていた携帯のバイブが振動し急な事でビックリした私は携帯を落としてしまった
ていっても携帯は急になるものなんだけどね。
この時の私はきっと動揺してたんだと思うの
受信ボックスのボタンを押しながら夜メールすると言っていたみかだと思いながら携帯を見つめ宛先に未登録のアドレスからのメールだった
『こんばんわ☆熱大丈夫かな?明日のバイト予定ないから変わるよ?』
文の下に西田って書いてあって、はっとした。
ぼやぼやした私を見かねて先輩が変わりに頼んでくれたんだろう。でもちょっとメールが来た私はにやけていて
なに笑ってるのよ!と自問自答しながら我にかえった。
「メールありがとうございます。助かります♪お願いできますか?」
と返信をした。
そしたらすぐに
「任せとけ☆〃」ってお返事が来たんだ。