最後なのだとわかっていれば~上~
「ねぇ相崎何処行ったの?」
「昼から居ないですけど…」
授業中前の席の女子に聞く
隣を見れば相崎が居ない

「遅れました」
授業が終わる頃相崎が後ろからゆっくり
はいってくるー…
「何したん?」
「えっ」
相崎は驚いた顔して俺を見る
「さっき階段でこけて保健室行ってて」
そう笑う
「そう。」
それだけ返す
嘘をついている

それは
こんな鈍感でも分かる
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