最後なのだとわかっていれば~上~
「俺は…」
「え?」
「俺は、正直分からない」
そういうと相崎の顔がくもる
「でも、俺もっと相崎知りたい。俺の彼女になって。
俺の隣に居て?…近くで感じてたいんだ」
泣き始める相崎を俺は強くだきしめた
「俺が守るから、」
2度目の抱きしめは哀し泣きじゃなく
うれし泣きだった

< 28 / 45 >

この作品をシェア

pagetop