それでもすき。

次の日の朝、昨日のメールのことを2人に相談してみたら


「チャンスじゃん!頑張って!
まだどんな人か分からないなら、もっとメールして仲良くなりなよ」


…とは言われても どーやって?


そう思ったその時


「川崎さん?」


教室のドアから呼んだのは 昨日の竹田君だった。


「ほら由華っ 行ってきな!頑張れ」


小声で2人が言った。

私は動揺しながらも竹田君の方へ行った。

身長は173cmくらいで 黒髪の 普通の男の子だった。


「昨日はいきなりゴメン。びっくりした?」


「びっくりしたけど、ありがと。」


初めて話す相手だし
なんか凄い緊張だった


「そっか まあよろしくね。」


ぎこちない感じで会話は終わった。


「どーだった?」


美優と繭が早速聞いた。

「ただ挨拶しただけだよ、緊張したけど」


「話題考えなきゃね~でも良かった!
かっこいいし なんか由華に合ってる気がする!もし良い人だったら、付き合っちゃいなよ」


「うーん…

でも、付き合う てこうゆう流れなのかな…?なんか違う気もするんだよね」


私は 付き合う、てことが、もっと お互い分かり合ってて大好きな人同士が 一緒になることが大事な気がした。


「最初は友達感覚でいいんじゃない?
それでもし合わなければ 普通の友達てことでやっていけばいいし」


「…そだね」


1時間目が始まって、慌てて席に着いた。



付き合うって 何なんだろ…
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