それでもすき。
放課後 美優と私は、公園へ行った。
2人ともジャージに着替えて準備万端だった。
繭はというと、今日は彼氏と放課後デート。
いいなぁ
一度くらい放課後デートを経験してみたい
「じゃ 走ろっか」
美優が声をかけ、ゆっくりのペースで走り始めた。
少しもしないうちに 息切れする私。
でも キツくなってきた時こそ頑張らなきゃ
2人は 30分ほど走った後ベンチで休憩した。
「はあー…
そのうち 体力つくかな?」
「うん
また頑張ろっ」
美優は清々しい笑顔だ。
美優は、何か思い出したかのように聞いた
「あ
そういえばさ
うちがこの前言ったこと気にしてるでしょ…?」
勇樹君の事…?
「そりゃあ びっくりしたけど…
でもね。どうしてそうなったのか
本当に変わってしまったのか確かめたいんだ。
まだ好きだから」