星に願いを彼に愛を
雅side
「ここは…どこ?」
背中に感じる冷たい石の床、あたしの目に見えるものは高いところにあるだろう天井
ということは仰向けに寝ているのか、あたし
「……………」
右に顔を向けるとあたしの右腕があった
「手錠…?」
手首には床に繋がれているであろう手錠がついていた
反対側の左を向くと
「こっちにも…」
やはり手錠はついていた
「おっ、目を覚ましたか?奴隷チャン♪」
お、イケメン…って言ってる場合じゃない!!
ちょっと格好良い男が牢の外に立っていた
見張りだろうか?
「ここは…どこ?」
気になっていたこと
ここはあたしが住んでいたところではない
臭いでわかった