星に願いを彼に愛を
「ふぅっ疲れた。化けているのって力使うんだよね」
化け狐はあたしと同じくらい、17歳くらいの男の子だった
「あなたはロリコン?」
「ちがうっ!」
「フフッ…さて、どうしようかなぁ」
まずはここから出て藍に会いに行きたいしなぁ
「なぁ、雅葉っぱ持ってるか?」
「持って…るわよ」
あたしが着ていた服から葉っぱが出てきた
「ちょうど二枚!貸して!」
「あっ、夾!」
狐の名前は夾(キョウ)らしい
「んだよ」
「それ貸して!」
あたしは葉っぱを奪いとり、葉の裏を見た
「く…の…き…もり?何それ?」
「暗号かなんかじゃね?」
「うーん…、あ………!!」
もう一枚の葉を見た
「藍…」