星に願いを彼に愛を
弱い人間は道具を使っても弱いまま、なんだね?
「雅!」
「藍!」
良かった…無事だった…
「良かった…無事だった…」
「えっ?!」
「ん?」
私の元へ駆け寄るなり、返り血が沢山付いたのも関わらず私に抱きついてきた藍。
てゆうか…、今、同じことを!
「同じこと考えた…」
「クスクス、本当?それは嬉しい限りだよ」
それは本当?
藍の瞳は普通に戻っていて安心した。
良かった、落ち付いた見たい
「また人間が来たら大変だから、そろそろ行こうか?」
「え?!あ、はい!」
そっか、まだここは人間が沢山いるところだった!
「また後で抱いてあげるから、悲しい顔しないで?雅」
「ち…違う!い・行くよ!」
全くこの人は…
私は藍が好きだ。純粋に好きなんだ。
しかし彼は私の主。例え馴染みであっても…。
「スキ」
一通り事が終わったら貴方に言いたい。
ねえ 藍?
貴方は私をどう思っているの?