星に願いを彼に愛を



雅の声が遠くに感じた。



目を開きたいのに思うように開かない。



瞼に力を入れて雅を見た。



あれ?




雅の姿が…霞む。



ただ、殴られただけなのにこんなにも気を失いそうになるなんて…


僕はまだ、



「ふふっ♪…まだまだ弱いですねぇ。」















僕は、 弱い 。


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