かえるとねこ
「ここは、ぼくがよく
遊びに来ていた池なんだ」
ねこさんは話し始めました。
ねこさんが話す、ひとことひとことを、
ひなどりさんは落ち着いて聞きました。
ねこさんが話し終わった時、
ひなどりさんはじっと池の中を
見つめていました。
「じゃあ、わたしが、この池に入る。
おかあさんの代わりに」
「だめだよ。とりさんは、ひなどりさんに
生きてもらうために死んだんだから」
「でも・・・、
これから、どうすればいいの?
・・・誰かを殺すなんて、いや・・・」
「どうすればいいんだろうね。
ぼくにも分からない」
ねこさんとひなどりさんは、
池から離れて行きました。
遊びに来ていた池なんだ」
ねこさんは話し始めました。
ねこさんが話す、ひとことひとことを、
ひなどりさんは落ち着いて聞きました。
ねこさんが話し終わった時、
ひなどりさんはじっと池の中を
見つめていました。
「じゃあ、わたしが、この池に入る。
おかあさんの代わりに」
「だめだよ。とりさんは、ひなどりさんに
生きてもらうために死んだんだから」
「でも・・・、
これから、どうすればいいの?
・・・誰かを殺すなんて、いや・・・」
「どうすればいいんだろうね。
ぼくにも分からない」
ねこさんとひなどりさんは、
池から離れて行きました。