YOKOHAMA★BOYS
「三地さん、吉良さんが本当に怖かったんだと思います…

顔の傷にしても、吉良さんが三地さんをナイフで切りつけた時、自分等も本気で怖かったっす…汗"」


「………」


「以前の吉良さんなら、多分こんな事を言った時点で自分は殺されてるはずです…

三地さんは今の吉良さんを知らないから…知らないから横浜-DEEP-なんかに…涙"」


「もういい…」


「自分、横浜-DEEP-に言ってやりました…

【今の蜂矢は強ぇぞ!!】

って…」


吉良は何も言わずに病室を出ようとした。


「吉良さん…

奴等、横浜スタジアムの脇に集まってます…

トップには範馬って奴が居るみたいっす…」


「…範馬……

孔明。

ゆっくり休んどけよ。」


ガチャッ


吉良は病室を出た。


(クソッ…

三地には特に酷かったからな…

孔明の言う通り、アイツは責められねぇわ…

相良と殺り合ってから何か変だ。

昔は兵隊が死んでも何とも思わなかったのに、今は怪我しただけで気になっちまう…

まぁ、これが相良の言ってた仲間って奴なのか…笑")


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