YOKOHAMA★BOYS

「じゃ、佐藤君。

今日は一人で作ってください。

バレンタインデーは明日ですからね。」


「わかりました。汗"」
ﾄﾞｷﾄﾞｷ


「みなさんも応援してくれてるから！笑"」


「佐藤君、頑張って。笑"」


「今までやった事を思い出すのよ。笑"」


「ハイ。」
ﾄﾞｷﾄﾞｷ


拳士は、緊張しながらも今までに習った事を思い出し生チョコを作りだした。


山崎お菓子教室に通うようになり、拳士は徐々にお菓子作りの楽しさを知っていった。


生チョコを作る拳士の顔は、ケンカをしている時とは全く違くとても優しく心から楽しんでる顔だった。


純粋にお菓子を作る拳士の顔は、みんなを優しい気持ちで包み込んでいった。


「出来た〜！！」


「どれ…

うわぁ、キレイに出来たわね。笑"」


「ホント♪」


「ハッハッハ！美味そうっしょ！笑"」


「美味しそう。笑"」


「でも佐藤君、まだ喜ぶのは早いわよ！

明日彼女が喜んでくれて初めて成功なんだからね。笑"」


「そうだった。

ついつい満足してしまった…苦笑"」


「佐藤君、頑張ってね！

きっと美味しいって言ってくれるわよ！笑"」