YOKOHAMA★BOYS
1994年4月


【私立横浜総合高等学校】


全校生徒、総勢2400人の男子校。


一学年、800人のマンモス校だ。


万引き、窃盗、強姦、クスリ、カツアゲ…何でもありの究極の落ちこぼれ学校。


そんな学校に、俺【冴木修斗】は入学した。


学校中のガラスは割られ、落書きだらけの校舎。


まるで不良マンガの基本って感じの高校だ。


生徒達も数が多すぎるため、いくつもの派閥にわかれていて、誰が一番強いかわからない状況だった。


まとめる人間が居ないため、毎日毎日授業も出ずに横浜駅などで好き放題やっていた。


なので、先生と呼ばれる人達は、授業をやるとゆうより警察に頭を下げる事が仕事になっていた。


街では


『茶色の学ラン…

一人見つけたら、百人居ると思え。』


いつも多人数で行動する。


それが【茶羽ゴキブリ】と呼ばれている理由だ。

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