YOKOHAMA★BOYS
きっと、校舎の中からその光景を見ていて、心をうたれた奴らも大勢居たはずだ。


でも、300人相手にどうするんだろう…


その時、相良さんが口を開いた。


『今、この学校は約300人に囲まれている!!

お前等、どうする??

逃げるか!?

俺はこの学校が好きだ。

この学校の奴等が好きだ!!

「神奈川で一番強い」なんて言われたいから戦うわけじゃねぇ!!

仲間がやられたのに黙ってられねぇだろ!!

俺の仲間をブッ飛ばした奴を、俺はブッ殺す!!

いくぞ〜〜!!』


『うおぉ〜〜〜!!!!』


その瞬間、地響きのような男達の歓声があがった。


100人の男達の先頭に相良さんKさんが立ち、校門に向かって歩いて行った。


その時の相良さんの背中はとても大きく、茶羽ゴキブリの中に居る事を誇りに思えた。


そして俺は興奮を押さえきれず、先頭まで走って行った。


体が芯から震えてくる。


血が熱くなるっつうのかな。


こんなの初めてだ。


『おぉ、修斗。

びびってねぇだろぉな!?』


『大丈夫っす!!』


『ハッハッハ!!笑"

声が震えてるぞ!!

でも安心しろ…

俺の仲間は、俺が必ず守るからよ!!』


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