地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
3限目のチャイムがなる頃、最初の新入生グループが体育館に入って来た。
えーっと……確か、B組とE組。
友好を深めるために、バラバラのクラスを引き合わせてる。
1年の学年主任の先生が、整列させて…説明を始めた。
あたし達…案内人の2年生は、1年生の横に並んでる。
1年生は初めて見る先輩に興味津々で、チラチラと横目で見ていた。
「……なんで…隣に並ぶのよ」
「良いだろ?…悠だって、松沢の隣にいるんだから」
「……それは彼氏だからでしょ」
「何?俺は彼氏じゃねぇのか?」
「周りは、あたし達のこと知らないでしょ?……バレちゃう……」
スーッと気付かれないよう静かに、陸からなるべく離れる。
腕が当たるくらい近かったから…
えーっと……確か、B組とE組。
友好を深めるために、バラバラのクラスを引き合わせてる。
1年の学年主任の先生が、整列させて…説明を始めた。
あたし達…案内人の2年生は、1年生の横に並んでる。
1年生は初めて見る先輩に興味津々で、チラチラと横目で見ていた。
「……なんで…隣に並ぶのよ」
「良いだろ?…悠だって、松沢の隣にいるんだから」
「……それは彼氏だからでしょ」
「何?俺は彼氏じゃねぇのか?」
「周りは、あたし達のこと知らないでしょ?……バレちゃう……」
スーッと気付かれないよう静かに、陸からなるべく離れる。
腕が当たるくらい近かったから…