地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
さっき…体育館で反抗されたから、昼メシ食い終わった後、久々にイジメ倒そうと考えていた。



見事に計画狂ったが……。




「先輩って……彼女いますか?」

「えっ?」

「付き合ってる人……いるんですか?」



趣味からいきなり飛んだな。

ま〜…言ったって良いだろ。


「いますよ」


ニッコリ笑顔で返した。


あからさまに悲しそうな顔をする1年女子達……とペアの小森。



「陸様…やっぱりいたんですね」

「………狙ってたのに」

「彼女さんが羨ましい……」



俺を狙うなら、杏に色んな意味で勝ってから来い。


来たって…相手にしねぇけどな。

杏以外、興味ナシ。





「次は音楽室ですよ」



気落ちしてるグループを連れて、音楽室へと足を進めた。
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