地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
ピクッと陸のこめかみが動いた。



「お代は………滝本様のお命で精算していただきますので、ご心配なく。ゆっくりと残された時間をお弁当と共に、お過ごし下さいませ」




女の子が言い終わると同時に、2年女子の悲鳴が上がる。



「あの女の子っ…足が無いっ…」

「本物の幽霊……!?」


「「「イヤァァァアア!!!!」」」







あ〜〜楽しい〜〜♪




「では、“地獄の受付”でお待ちしております」



またニヤリッと笑って、その場からスーッと消えた。



残ったのは、陸の手の上にある…“地獄行きお弁当”だけ…。




「消えたよねっ…!?」

「怖いよぉ〜〜!!」

「本物だったんだ………」



談話室内の女の子は、パニックになった。
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