地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ

相当暇なのかなぁ…?


柚莉がやるなら雄叫びを上げて見に来そうだけどね。



「神崎さん」


「「「「キャー////////」」」」


来たか。閻魔大王…!!



教室の中にゆっくりと入って来る。


あたしの前まで来ると、ニコリと微笑んで見せた。



「「「「キャー////////」」」」


後ろで倒れるクラスメイト多数…


あたしは、こんなうさん臭い笑顔とかは、キライ。

だからといって…ニヤリッと意地悪そうな笑みもキライだけどね。




「始めようか?」

「・・・・・。」



無言を肯定とした。


ガサガサ………



「はい。まずはこれね」



陸の手に握られているのは、茶色の紙袋。


受け取って中を見た瞬間、目を見開いた。
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