地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
シャワーを浴びた後だからか…体から石鹸の香りが漂う。
香水とかもつけねぇから、こういう香りを強く感じるんだ。
ホント……純真無垢なかぐや姫。汚れというものを全く知らない。
杏が言いたいことは、わかってるつもり。……だから口には出さずに、ただ抱きしめる。
「クイズ…第一問。あたしがキライなものは…?」
「は?」
「答えわかる?わかったら…キスで治してあげる」
突然の質問に、目が点になった。
杏のキライなもの?
「虫、爬虫類、両生類」
これだろ?杏のキライなものは。
「ブー。違うよ」
「はァ?だって杏…、虫キライだろ?」
「うん。大っキライ。でも…それ以上にキライなものがある」
少し体が動くが、顔は上げない。
香水とかもつけねぇから、こういう香りを強く感じるんだ。
ホント……純真無垢なかぐや姫。汚れというものを全く知らない。
杏が言いたいことは、わかってるつもり。……だから口には出さずに、ただ抱きしめる。
「クイズ…第一問。あたしがキライなものは…?」
「は?」
「答えわかる?わかったら…キスで治してあげる」
突然の質問に、目が点になった。
杏のキライなもの?
「虫、爬虫類、両生類」
これだろ?杏のキライなものは。
「ブー。違うよ」
「はァ?だって杏…、虫キライだろ?」
「うん。大っキライ。でも…それ以上にキライなものがある」
少し体が動くが、顔は上げない。