地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
フラフラしながら、椅子に座る陸に冊子を持って行く。
デスクの上に置いた瞬間―…
「お疲れ様。よく頑張ったな?」
フワッと抱き抱えられて、膝の上に向き合う状態で座らせられた。
「あれ?抵抗しないんだ?」
「する体力もないよ……」
ぐったりと陸の胸に寄り掛かる。
秘書課の皆さんは、全員帰宅してるし…この最上階にいるのは、あたし達だけ。
窓からは、綺麗な夜景が一望出来るけど…見る気力もない。
陸が、あたしの長い髪をまとめていた…くちばしクリックを取り、撫で下ろした。
「杏の家には、連絡入れてあるから」
「ん………ありがとう」
多分…遅くなるってことだと思ってたら…。
「『今日は、家には帰りません。滝本の家に泊まらせますから』ってな?」
「………!?」
はいィ〜〜〜〜!?
デスクの上に置いた瞬間―…
「お疲れ様。よく頑張ったな?」
フワッと抱き抱えられて、膝の上に向き合う状態で座らせられた。
「あれ?抵抗しないんだ?」
「する体力もないよ……」
ぐったりと陸の胸に寄り掛かる。
秘書課の皆さんは、全員帰宅してるし…この最上階にいるのは、あたし達だけ。
窓からは、綺麗な夜景が一望出来るけど…見る気力もない。
陸が、あたしの長い髪をまとめていた…くちばしクリックを取り、撫で下ろした。
「杏の家には、連絡入れてあるから」
「ん………ありがとう」
多分…遅くなるってことだと思ってたら…。
「『今日は、家には帰りません。滝本の家に泊まらせますから』ってな?」
「………!?」
はいィ〜〜〜〜!?