地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
う゛〜……やっぱり似合ってないんだ…。
去年みたいな黒い浴衣に、しておけばよかったかも…。
がっくりと肩を落とす。
「…………浴衣脱いで来るね」
陸の腕の中から出て、もう一度家の中に入ろうとした。
「なんで脱ぐんだよ?似合ってんのに」
グイッと手を引っ張られ、また腕の中におさまる。
「だって…連れて歩きたくないって言ったじゃん!!」
キッと睨み付けて、陸を見上げた。
「はぁ…………」
「なんで陸がため息つくの?」
「ホント……天然鈍感無自覚無防備娘だよな」
「はい?どこが??」
「…………もう行くぞ」
無言で見つめられた後……呆れ返ったように笑って、あたしの手を引き…歩き出す。
去年みたいな黒い浴衣に、しておけばよかったかも…。
がっくりと肩を落とす。
「…………浴衣脱いで来るね」
陸の腕の中から出て、もう一度家の中に入ろうとした。
「なんで脱ぐんだよ?似合ってんのに」
グイッと手を引っ張られ、また腕の中におさまる。
「だって…連れて歩きたくないって言ったじゃん!!」
キッと睨み付けて、陸を見上げた。
「はぁ…………」
「なんで陸がため息つくの?」
「ホント……天然鈍感無自覚無防備娘だよな」
「はい?どこが??」
「…………もう行くぞ」
無言で見つめられた後……呆れ返ったように笑って、あたしの手を引き…歩き出す。